× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「貴方は、・・・皇族?」
そう聞いた瞬間、彼は・・・ 値段のついたアメジスト 2 「あぁ、そうだ・・・じゃぁ手配を頼む。」 軍へ一応報告し、数十人程回してもらえることになった。 後はそれを待つだけだろう。 ただ、先程から帰ってこないアーニャが気になる。 アーニャは、あの歳だがナイトメア戦だけではなく、体術も相当な腕だ。 そんなアーニャが易々と何かされるとは思わないが、・・・万が一、 裏方に、数十人・・・銃を武装していたら? 今、私はそうだし、アーニャも何か武器を持ってると思えない。 背筋に嫌な汗が伝う。 無事でいてほしい。 アーニャも・・・ルルーシュ先輩、も。 「・・・・・アールストレイム卿」 先程とは違う、学園とも違う、何か威圧感を含んだ声で呼ばれる。 「・・・貴殿は、幼少時・・・どこで暮らしていた?何をしていた?」 何故、とは声にならなかった。 有無を言わさぬ威圧感、まるで・・・皇帝陛下を前にしているような・・・。 「私、は・・・母親、と・・・・」 母親と? 何をしていた?どこにいた? わからない、私は・・・・誰の元で育った? 「わから・・・ない・・・わからない・・・」 「ウィングルベル卿、主催者、参加者はすべて拘束し終わりました。」 「ご苦労、私はアーニャを探してくる。他に誰も居ないことを確認し、撤退してくれ。」 「イエス・マイロード」 アーニャが、帰ってこない。 もうかれこれ30分は経った。 そんなに、商品になった子は多いのか? それとも・・・・ 焦る想いを閉じ込め、私は走った。 「・・・・アーニャ」 威圧感は、まだ、あるけれど 名前で呼ばれた。 「アーニャ、君は・・・」 彼は神妙な面持ちでゆっくりと口を開く。 「・・・・君は幼い頃・・・」 PR この記事にコメントする
|